こんばんは、SOLIDWORKSエンジニアです。
最近、なぜか立て続けにデータ変換にまつわる相談対応がありました。
いずれも、データ変換の経験が少ないが故に、誤った方向に話が進みかけてました。
一つは、FeatureWorksに対する勘違いでした。
ご存知の方にとっては、当たり前なことなのですが、三次元CADのデータは、生データであれば、Featureという様々な条件のデータを持っていますが、中間ファイル形式にエクスポートすると、Featureが無くなってしまい、同じCADで読み込んでも再現できません。
これをご存知ないためか、「FeatureWorksを使えば、元のFeatureを再現できる」と思い込まれて、複雑な樹脂部品の形状でも、とにかくFeatureWorksを使おうとされていました。
(そのため変換処理に長時間かかる。)
誤った認識(淡い期待?)をしないためにも、きちんとツールの機能を把握して頂くべく、説明をします。
”FeatureWorksは、「ここはフィレットっぽいなぁ。ココとココの穴は同じ大きさだから
穴ウィザードのパターンかな。…。」ってな感じで、あるルールに従ってFeatureをSOLIDWORKSが推測して形状を作る機能です。
(元のFeatureを再現するのではありません。)
ちなみに、Pro/E(Creo, WildFire含む)とMechanical Desktopの生データをインポートする時は
Feature分析機能を使うことがきます。こちらの機能は、生データが持つFeature情報を読み取って、Featureを再現できます。
但し、アセンブリFeatureとか、関係式とか、サーフェスFeatureとか、再現できないFeatureも色々とあります。
アセンブリ拘束を合致にして再現するのは、結構うれしかったりします。
7〜8年前に、これら色々と調査をしたのですが、CAD間のFeature渡しは研究段階で、実用化されていませんでした。(部品の変換)
エリジオン社がある時期にアメリカで製品を出していたように思いますが、どうなったのかな?
各CADとも、Featureを使わない編集機能が強化されて、ニーズが少なくなったのかもしれません。(また、気が向いたら調べてみます。)
では、こんなところで、今日は終わりにします。では、また。
(昨年の投稿件数に早くも並んだ! 昨年が少なすぎですね。反省。)
2015年1月28日水曜日
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