こんばんは、SolidWorksエンジニアです。
今月は投稿がハイペースです。(^_^;)
さて、メカニカルカムの2回目、「検証」について、書きます。
(2)検証について
前回の「モデリング編」に続いて、「検証編」ですが、メカニカルカムの検証というと、やはり "動き" ですね。 関連するフォロワーの "動き" を見たい!というニーズが高いです。
静的(とまった状態)に検証して見たい場合、各場面をコンフィギュレーションで表現します。
各部品の配置は、通常どおり合致を駆使すれば良いと思います。
続いて "動的" に見たい場合ですが、構成部品移動で見る方法と、Motionアドインで見る方法があります。
構成部品移動で見る場合、カム部品とフォロワー部品の合致は、サーフェスと点の一致、
などで定義し、カム部品の移動でフォロワー部品が動作するようにします。
Motionアドインで見る方法ですが、2通りあります。
1つ目は、初期設計段階の理想の動作確認です。
2つ目は、カムのガタや動作速度やバネの影響などを含め、実際の動作に近い動作確認です。
2つ目は、高速駆動時のハネや飛び、なども再現することが可能です。
Motionを使うと、動作部の回転速度などのグラフだけでなく、時間ごとの干渉チェックなども可能です。(干渉チェックは、「アニメーション」でも利用可能。)
構成部品移動でやる場合だと、動作工程での干渉チェックは、移動機能のオプション「衝突検知」や「フィジカルダイナミクス」で見た目で確認する必要があります。
(結構、わかりにくく、大変だと思います。)
このように、Motionアドインが使える(環境とスキルがある)と、作業効率や検証品質が大きく向上することが予想されます。
構造解析に比べて機構解析のMotionは、あまりPRされてないかもしれませんが、装置など駆動部の多い機械の設計では、結構強力な武器になりそうに思います。
眠いので、今日はおしまい…。
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