年を越す前に、今年の成果のひとつを投稿します。
あるお客さんから、
「アセンブリの合致について、初心者の指針となるような"考え方"かお手本か何かを示せないか?」
という要望があり、以前からなんとなく頭にあった内容を文書化する機会がありました。
「アセンブリ合致の心得」
以前は書こうと思っても、書けませんでした。しかし、
… ここ1~2年、装置・設備系のお客様ばかり支援する状況となり、
… さらに今年は、ある時期、集中して大規模アセンブリについて色々と調査する機会があったり、
… ベテランユーザーの方々と意見を交わす機会に恵まれたり、
… 事例セミナーで自分の考えとのズレの有無を確認することができたり、
とまぁ、考える機会に恵まれたせいか、何か降りてきたのか、わかりませんが、一気に書けちゃいました。
内容は以下のようなものです。
(バシッと言い切るようなカッコいいものでは無いですが、どうでしょう?)
「アセンブリ合致の心得」
- 合致エラーの修正は、ベテランにとっても困難な作業です。
逆に、合致エラーの回避は、多くの場合、少しの ”心得”を理解して実践すれば、容易に実現可能です。 - 組付け親部品は、極力少なくする。
- 極力「参照ジオメトリ(平面・軸など)」同士を使う。
- 複数のアセンブリ階層をまたいだ合致は行わない。
- トラブルになりやすい合致を避ける。
- この心得を実践できなくても、この心得を「知る」ことで、合致エラーが発生しそうな場所や、その要因を予想できるようになります。
以下に1~4の説明を画像で示します。
如何でしょうか?
「装置・設備」の設計で、アセンブリを組む際の参考になれば、幸いです。
はぁ、なんとか年越し前に投稿できた。
(しかし、ブラウザをインストールする羽目になるとは、えらい時間がかかってしまった…)