2025年10月5日日曜日

ファイルプロパティの「関係式」タイプ

 先日、プロパティ関連のマクロ開発絡みで知りました。

「えーっ、そんな機能、追加されてたの!?知らんかった。。。」という感じです。

という事で、SolidWorksのファイルプロパティの「関係式」タイプについて、詳しく説明させていただきますね。(以下Geminiに作ってもらいました)


## SolidWorksファイルプロパティの「関係式」タイプとは


SolidWorksの「関係式」タイプは、ファイルプロパティに動的な計算機能を追加できる便利な機能です。これは2021年から追加された機能で、プロパティ値を固定値ではなく、計算式によって自動的に決定できるようになります。


### 基本的な設定方法


1. **ファイル(File)> プロパティ(Properties)**をクリック

2. **ユーザー定義(Custom)**または**コンフィギュレーション特有(Configuration Specific)**タブを選択

3. **タイプ(Type)**で**関係式(Equation)**を選択

4. 値/テキスト表現欄に関係式を入力


### 関係式で使用できる要素


関係式では以下の要素を使用できます:


- **数値や条件付き文** - 直接的な計算式

- **グローバル変数(Global Variables)** - モデル全体で共有される変数

- **関数(Functions)** - 数学関数や論理関数

- **ファイルプロパティ(File Properties)** ー $PRP構文を使用して他のプロパティを参照


### 実用的な使用例


**1. 体積に基づく重量計算**

```

"厚み" * "体積" * 0.007850

```

(板厚×体積×鋼材密度で重量を自動計算)


**2. 他のプロパティを参照する計算**

```

$PRP:"長さ" * $PRP:"幅" * $PRP:"高さ"

```

(他のプロパティ値を使って体積を計算)


**3. 条件付きの値設定**

```

IF("厚み">3, "厚板", "薄板")

```

(板厚に応じて分類を自動設定)


### メリット


- **自動更新**: モデル変更時にプロパティが自動的に更新される

- **計算ミス防止**: 手動計算によるエラーを削減

- **設計効率向上**: 複雑な計算を自動化

- **データ整合性**: 関連するプロパティ間の整合性を保持


### 活用シーン


**製造業での活用例**:

- 材料重量の自動計算

- 加工費用の見積もり計算

- 品質管理パラメータの自動設定

- 部品分類の自動化


**設計管理での活用例**:

- 図面情報の自動生成

- 部品表データの自動計算

- 承認プロセスの条件判定


この機能により、SolidWorksのファイルプロパティがより動的で知的なデータ管理システムとして活用できるようになります。特に大量の部品データを扱う企業や、複雑な計算が必要な設計業務において、大幅な効率化が期待できます。


[SolidWorks公式ヘルプ:ファイルプロパティへの関係式の追加](https://help.solidworks.com/2021/japanese/WhatsNew/t_adding_equations_file_properties.htm)

2024年3月29日金曜日

タイトルの "SolidWorks" を 現在の表記 ”SOLIDWORKS" に修正しました。

タイトルの "SolidWorks" を 現在の表記 ”SOLIDWORKS" に修正しました。

現在は「SOLIDWORKS」とすべて大文字ですが、
以前は「SolidWorks」(SとWのみ大文字)でした。
 *2014年ころに変更されたような…。(手元に正確な資料が無い…)

個人的には、キータイプ時、小文字を標準入力にしているので、昔の表示の方が、Shiftを押す回数が少なく、コンパクトに表示できるので、好みでした。

とは言え、全大文字になって、約10年。さすがに見慣れて、昔の資料を更新するときなど、全部大文字に即修正するようになりました。(^^♪


ちなみにロゴも変わっています。(20年もやってると、いらんこと色々覚えてる…)











新バージョンをインストールしたいが「今すぐインストール」がクリックできない!

 超、お久しぶりです。SOLIDWORKSエンジニアです。

先日、「なんじゃこりゃ!」というトラブルに遭遇し、小ネタに最適な対処方法だったので、投稿します。
(メーカーに問合せたところ、過去にも何件か同様の現象の報告はありましたが、再現不可能なため、正確な原因は不明とのこと。表示系のトラブルなので、グラフィックドライバの更新により改善する可能性はありそうです。)

そのトラブルというのが以下です。
「Install Managerの表示が拡大表示されて、一部が隠れてしまい、マウス中ボタンで横スクロールして各項目を設定するも、サマリー画面の右下の【今すぐインストール】がグレイアウトしたままで、クリックできない (T_T) 」


先日は、SW2024 SP1.0をインストールしようとして、いくつかのPCで発生していました。

調査時、同じPCで、SW2023 SP5.0 のインストールを試すと、こちらの「Install Manager」は正常に全画面が表示されて、【今すぐインストール】も普通にクリックでき、インストール開始できました。
 *…。(?_?) どういうこと?!

この時、最下部にある「使用許諾を了承する」チェックボックスをONにすると【今すぐインストール】が選択可能になることに気づき、ハッとしました。


【今すぐインストール】が選択可能とならないのは、Install Managerの表示の一部が隠れているため、最下部にある「使用許諾を了承する」の存在に気付かず、チェックボックスをONにできていないためではないか?

これに気付いて、以下の対策を試したところ「ビンゴ!」

~【Install Manager のサマリー画面】~~~~~~~~~~~~~~

1.表示されている設定項目の最下行の右の「変更」を表示し、その周辺をクリックする。

2.[TAB]キーを一度押す([変更]にカーソルが表示)

3.さらに [TAB]キーを一度押す。
*使用許諾のチェックボックスにカーソルが移動する(表示されない)
 (表示されている場合 ←この状態)

4.[SPACE]キーを一度押す。
*チェックボックスONとなり、[今すぐインストール]が選択可能となる!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ということで、同様の現象に遭遇したら、この方法が可能かお試しください!

【続報】※2024/4 に入手してましたが、こちらへの記載を忘れてました。申し訳ございません。
★OS上の設定変更で対策可能なことが判明しました!★

【対策2】Windows OSの文字サイズの変更「簡易操作のディスプレイ設定」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
・[Windows]-[設定]をクリックします。
・検索欄に「簡単操作」と入力して、「簡単操作ディスプレイ設定」をクリックします。
・スライダーを一番左側に移動し、「100%」を指定し、[適用]をクリックします。


・再度Installation Managerを起動します。
(以上)

2022年10月9日日曜日

「断面表示」したまま、コンフィグレーション切り替え

 こんにちは、SOLIDWORKSエンジニアです。

「おっ、できるんだ!(これは便利)」という小ネタを仕入れたのでご紹介します。

部品・アセンブリで複数のコンフィギュレーションがある場合、「断面表示」で、各コンフィギュレーションの状態を確認したい場合があると思います。

 ・例:可動部のあるアセンブリで、動作前後の状態をコンフィギュレーションで表現した場合
 ・例:円筒部品で複数の形状案をコンフィギュレーションで表現した場合
 ・例:動作前後の各部品の位置関係を確認したい など

そんなとき、普通に「断面表示」にして、コンフィギュレーションを切り替えると、通常表示に戻ってしまうため、再度「断面表示」にする手間が発生します。😕

 こんな時、「断面表示」プロパティで「グラフィック断面表示」をONにすると、「断面表示」のまま、コンフィギュレーション切り替えが可能となります!😊

(断面キャップなし時)


グラフィック断面表示の機能が搭載された際に、新機能紹介で、聞いたような気もするのですが、すっかり忘れてました。

なお、複数のコンフィギュレーションを「断面表示」で確認する方法ですが、他には以下の方法も考えられます。

 ・新規アセンブリに、断面表示したいモデルを挿入し、直線パターンで並べて配置する。
  配置したモデルの各インスタンスで、表示コンフィギュレーションを変更する。
  この状態で「断面表示」する。

 ・図面で、断面表示したいモデルのあるコンフィギュレーションのビューを作る。
  このビューで「部分断面」を使って断面表示を行う。
  このビューをコピーして複数配置し、ビューのコンフィギュレーションを変更する。

恐らく、図面の方が処理が重そうな気がしますが、モデル上で良いのか、図面が必要なのかによって、使い分けてみてください。

ではまた。

2022年9月9日金曜日

シートの巻取のアニメーション!(久々の投稿!)

超、久々の投稿です。
相変わらず、SOLIDWORKSエンジニアをやっております。
本日、某セミナーでご紹介したモデルの動画をアップします!
どんな手で作ったか、お判りでしょうか?

 製作時間は、30分以内です。(モデリングから、モーションスタディの設定まで)
モーションスタディのモータは、結構複雑な動きも設定できるので、やろうと思えば、色々できます!

なお、本アニメーションのポイントは、外部参照です!。
 [A]TopAssy
  ├[P] Roller ->
  └[P] Sheet
皆様、お試しください!(古いバージョンでも作れます)

2020年4月15日水曜日

SOLIDWORKSの参照パスの長さ制限に注意!(長いフォルダ名は危険)

SOLIDWORKSの参照パスの長さ制限に注意してください!
(長いフォルダ名は危険です)

プロパティを使わずに、フォルダ名やファイル名に案件名や製品名など入れていると
参照ファイルパスが長くなりがちです。
SOLIDWORKSの参照パスは、Windowsデスクトップサーチに関連しており、
最大文字数は255文字(半角英数の時)です。 ※Windowsの制限

ということで、255文字以上だと正常に読み込まれない可能性がある、ということです。
3次元CADは参照先ファイルが読み込めてこそ、様々な効果が得られるので、
参照が切れないよう、ご注意ください!

※1文字=1バイト(byte)
 日本語(半角・全角とも)は2バイト文字のため、1文字で2バイトです。(実質122文字)

2019年11月25日月曜日

標準表示方向の更新

(動画が再生できなかったようです。修正しました。)
昔、投稿しているかもしれませんが、あらためて投稿します。
「標準表示方向の更新」
先日の SOLIDWORKS WORLD JAPAN でも紹介されていたようなので、
あらためて普及に努めるべきかと思い、動画をアップします。
この機能、知っている人は、図面作成前やモデル保存時のプレビュー画像を見て、気に入らない向きだと、当たり前に使っていると思います。
そんな機能なのですが、周りに知っている人がいないと、使い方がわからないだろうなぁ、と感じる部類の機能です。

ポイントは、スペースキーを押して表示される「表示方向」ダイアログの上部のツールバーです。

ヘッズアップビューツールバー(グラフィック領域上部のツールバー)で、表示方向を指定している人は、気づかないかもしれませんね。

このコマンド、図面作成後(寸法や注記挿入後)に行うと、図面ビューの表示や寸法がぐちゃぐちゃになるので、必ず、図面作成前に行うよう、ご注意ください!

2019年7月18日木曜日

驚き:コンフィグごとに寸法名を変更できる!?

お久しぶりです。
今朝、びっくりしたことがあり、
今後、何かに使えるかも?と思ったので、投稿します。

「寸法名」ですが、コンフィグごとに変えれるようです。(SW2018で確認)

・コンフィグAの時 d1@スケッチ1
・コンフィグBの時 DIA@スケッチ1

<方法>
1、対象寸法を選択する
2、PropertyManagerの寸法名の下の「コンフィギュレーション」ボタンを押す
3、当コンフィグ、または、指定コンフィグ、を選択する
4、寸法名を変更する

これをやると、コンフィグBで「寸法のコンフィギュレーション」を使って
各コンフィグの寸法値を変えても
コンフィグAの数値は変わりません。
(寸法名が違うので。。。。)

うまく使えば、なんか変わったことできそうです。
しかし、知らないと、
要素としては、同じスケッチの同じ寸法なのに、寸法指定したのに反映されないってことで、
しばらく「なんで????」(T_T)となりました。

皆さま、コンフィギュレーションには注意しましょう!^_^

2018年10月3日水曜日

2D図面を見てのモデリング

お久しぶりです。SOLIDWORKSエンジニアです。
仕事が変わったとかで投稿しなかったのではなく、忙しかったのと投稿ネタが無かったのとで、サボってました。

今回は、今まで意味が無いと思って避けていた
<図面からモデリング>です。
ようやくですが、どうしようも無く、コレをやらざる得ない状況が、あちこちにあることを理解しまして、真面目に考えてみました。

優先度を考えて書いてみました。

1)・設計基準点を探す
どこが重要な部位か?(製品のどこで使われる部品か?)
各部位の意味/目的を確認/推測する
公差指示部を中心に探す
はっきりしなくても設計基準点を決める

2)・基準スケッチを描く
正面/平面/右側面のいずれか、メインのスケッチを描く(必要であれば2つ描く)
重要と思われる部位の輪郭を描き、幾何拘束、寸法拘束を追加する
寸法は設計意図を推測して追加し、結果として指示された寸法は従動寸法とする
※当たりハズレあり
細かい面取りフィレットは無しで描く ※万能
基準となる線を「作図線」で描く

3)・形状作成
新規スケッチを作り、基準スケッチを参照して描いた輪郭でソリッドを作る
複雑な形状(樹脂部品/鋳物など)は、マルチボディを使う

取り敢えず、今日はここまで。

2018年3月27日火曜日

ザ・選択機能

皆さん、選択機能、使いこなしてますか?

グラフィック上での選択、FMツリー上での選択、それぞれ、ちょっとした技があります。

・Ctrlキー+クリック: 複数選択
・Shiftキー+クリック: FMツリー上での範囲選択

・グラフィック上で右クリックして「順次選択」による、背後の要素の選択

この辺は序ノ口です。

・FMツリーの上にある選択フィルターで、「ABC」など入力して、その文字列を含む構成部品やフィーチャーのみツリー表示しての選択

そして、選択アイコン(白矢印)の横の黒三角を押すと、様々な選択機能がプルダウン表示されます。

この中で私が好きなのは「ボリューム選択」です。
グラフィック領域で、任意の表示方向基準で直方体の領域指定を行い、空間を指定することでアセンブリの構成部品や要素を選択できます。
※3次元CADならではの選択方法です。

他には「詳細選択」という機能があり、条件を入力して構成部品を選択したりできます。
★先日、構成部品のうち、アセンブリだけ選びたい、という相談があり、この機能で可能なことを発見しました!
(sldasmを含む、という条件で選択)


この他にも、ロフトやスイープなど、カーブ指定する時に、「Selection Manager」という機能を使うことがあります。

これを使うと、直線と円弧など複数の線要素を一つの要素として、選択できます。

さて、皆さん、どこまでご存知でしたか?
知らない機能があれば、ヘルプなどで調べてみて下さい。

注) サポートSEに質問しても、知らないこともあるので、暖かい目で見て下さい。

モデル寸法一括編集(一覧表示して編集)

ちょー久しぶりの投稿です
先日、無いと思っていた機能が、数バージョン前からあったことがわかり、
驚きと嬉しさと申し訳無さが入り混じっております。

何かというと、モデルの寸法の一覧表示と編集の機能です。
以前、他のCADであるとのことで、solidworks で無いか調べたけど無く、APIでコマンドを紹介してました。

で、今も無いと思ってたら、最近使い始めたユーザーさんから
「関係式で、寸法ビューにしたら一覧出るよ」
と教えてもらい、驚き、喜びました。

(コマンドはたくさんあり、教えてもらうことは度々あるので、恥ずかしいとは思わ無くなってます。)

でもって、私と同様、無いと思ってる方も多いのでは、と思い、ここ数日、あちこちにお知らせしてます。

実はもう一つネタがあるので、またアップします。
では、また。


iPhoneから送信

2016年3月8日火曜日

モデリングとアニメーション

こんばんは、SOLIDWORKSエンジニアです。
(いつも夜中にアップしてますね~。)

むか~し、作った動画をアップします。

ある日、イベント会場で、待っている時間を利用して、サッカーボールをモデリングし、でもってピッチとゴールをモデリングし、まだ時間があったので、アニメーションまで作ってしまいました。
(あまり凝ってないわりに、いい雰囲気を出せた、稀有な例です。)

SW2006くらいの時に作ったもののようです。
ではでは。

2016年2月20日土曜日

タイミングチャート

数年前から、メカカムやら、タイミングチャートやらで、度々なんか考えています。
で、昨年もタイミングチャートで相談があり、「う~ん、どうしよう…」とあれこれ考えたあと、

えーい、全部SOLIDWORKSでやってしまえ!

と思って、やってみたのが、これです。
相談の解としては、最適でないのは承知の上でしたが、まったく別の視点で思考をしてみたくなって、やってみた、という感じです。

これ、「カプラー合致」を使ってチャートの矢印部品と駆動部とを連動させています。

たまたま別件で、「"カプラー合致"とか、どんな時に使うんだろう?」という話をしてたせいか、"カプラー合致" がすぐ思い浮かび、「あっ、できるかも!?」と思って試したら、あれよあれよと、いう間にイメージ通りにできてしまいました。

このモデルでは、回転する駆動部は無いですが、これも
チャートの矢印を震度計の針みたいに回転移動する合致にし、"ギア合致" を使って離れた回転駆動部と回転比を定義すれば、回転角も自由に設定できます。
(作ってないけど…。(^_^;))

気が向いたら、作ってみます。ではでは。

2016年2月10日水曜日

土産話

こんばんは〜。
最近、終電帰りが当り前になってるSOLIDWORKSエンジニアです。

本日、一月に開催した「SOLIDWORKS活用研究会」の反省会&企画会議をやりました。

まず反省。
ココ数回とも同じなんですが、私が案件ベースの仕事で忙しく、
SWKKの開催準備に大して時間をさけていないんです。
おかげで、イベント担当者まかせになり、こちらも結構多忙な方なので、
Webの案内文の検討や、セミナー内容の担当者との打ち合わせが十分やれてません。

こうした影響がチラホラ出てるようで、企画時の想定と、実際の内容、参加して頂いた方々の期待するもの、とが、たまにズレているようです。

まぁ、昔は、そもそもこんなこと考えてなかったので、ズレまくりだったりしましたが。。。f^_^;)

ということで、再認識してます。
次回は、立て直して頑張るぞ!

その次回ですが、色々とアイデア出てますよ〜。(^^)
ご希望ネタ、持ち込みネタ、あればご連絡下さい。ご協力しますよ!

さて、アイデアですが、先日、ダラスで開催されたSWW2016に近くのSEが行ったので、「土産話」をやるのも良いかな?とも思ってます。

でも、役立ち度合いで考えると、先日の挨拶で、少し紹介した「干支モデル」のモデリングを紹介するほうが、参加する人の「土産話」になるかな?とも思ってます。

うーむ、時間があれば、全部やりたい。。 乞うご期待!

2015年12月11日金曜日

こんな運用もありなのか…。(…。)

SOLIDWORKSエンジニアです。
最近、また何人かに後押しされて、投稿します。
今回は、ちょっと、小難しいかな?と思うSOLIDWORKSの運用スタイルの話を。

以前は、3Dにプロパティを持たせて、図面からそれらを参照して表題欄や"部品表"を表示し、成果物として、図面と部品表データを手配のために後工程に渡すのが、当たり前の運用だと信じてました。
(この場合、3DCADのassy構成が、手配する構成に近いか深い階層構造だと、リスト作成が容易になります。)

しかし、ここ数年の間に支援した数社の状況を見て、そうではない運用もあるのだと知りました。
(これがベストでは無いと信じてますが。。。)

その数社の運用方法は
・プロパティを持たせるのは2D図面が主
   (またはプロパティには持たせず、図面上の表題欄に直接書く)
・部品表は、別の手配システム上で作成する。
    1。図面番号をシステムで採る。
    2。表題欄情報をシステムに登録する。
    3。システムから対象の図面の表題欄に情報を自動転記する。
    4。システム上で部品表を作成する。
           (3Dのassy構成は無関係…。)

この場合、3Dが持つ情報のうち、後の作業で役立つ情報が前者よりも少なくなり、また図面や部品表に連携する情報も少なくなるので、3Dを作り込むメリットが前者よりも少なくなります。

その結果、設計者がリスト作成に時間を割く必要が出てきます。
「うーん、そりゃぁ3Dに注力できないし、3Dに、そこまで魅力を感じないよなぁ~。」

と納得しました。
こういう状況、開発力のある大きな会社でよく見られるようです。
2D時代に、構成情報をメンテできる仕組みを作ってしまった…。
間違いでも悪いことでもなく、すごく良いことだと思います。

ただ、3D活用を徐々に進める上で、ソフトに移行しようと現場に優しく考えた結果、過程として、この状況になっている、ということだと理解しました。
(担当者の抱えるジレンマを想像できるようになりました。)

〜〜〜〜〜〜〜〜
今回の投稿ですが、少し前に、ある人にこのBlogを紹介したら、「勉強になるサイトですね。」と言われたことから、この内容にしてみました。
言われた直後は、「え〜っ、そう?」と思ったのですが、自分で客観的に見直すと、確かにそうも受け取れるな、と納得できました。
なので、じゃぁ、その路線を意識して書いてみるか!と思い、このネタにしてみました。
また、何かかんがえます。(いろいろとタネはあります。気長にお待ちください!)

2015年10月11日日曜日

最近のSOLIDWORKSエンジニアの状況について

こんばんは、SOLIDWORKSエンジニアです。
先日、各社のSOLIDWORKSエンジニアの状況について、ある方とお話しする機会がありました。

私の属する会社もそうなのですが、他社も同様の傾向とのことでした。
"みんな、E-PDMなどデータ管理系(インフラ系)の仕事ばかりやっている…"

多くのSOLIDWORKSユーザーさんで、継続使用によるデータの増加や、利用者の増加などから、しっかりとしたデータ管理の仕組みが必要となってきているようです。

なので、うちの会社だけでなく、よそもE-PDM関連の案件対応に人と時間を割かざると得ない状況となっているようです。
また、E-PDMの場合、ワークフローと連動して成果物管理用のデータ出力など、他システムと連携した仕組みを作りやすいこともあり、環境構築に情報システム部門の方が絡むと、必ずと言ってよいほど、プログラム開発を伴う仕組みを盛り込む話になってしまいます。
こうなると、時間も手間もかかるんですよね。
まぁ、やると効果は大きいのですが、使いまわしの利くものではないので、1社づつ対応するしかなく、テストも類似機能といえども、各社各様の環境なので、まとめてできるわけもなく…。

とまぁ、こんな感じで、各ユーザーさんにSOLIDWORKSエンジニアがべったり(しっかり?)付いて、作りこんでいくことになります。

私も、これを否定するつもりは無いのですが、「3次元設計の楽しさ」とか、「3次元設計ってこうやるんだよ」とか、「こんな形状はこうモデリングするのがおススメ!」とか、設計者の3D設計へのモチベーションを高めるような取組みも、忘れずにやらないとダメだと思ってます。

このモチベーションによる「3D設計の取組み」を促進するためのインフラ整備であるべきです。

インフラ整備が先に来ると、みんないやいや3Dを使う状況となりやすく、みんなが不幸になります。
同じ苦労するなら、幸せになるためにやるほうが、楽しいと思います。

とまぁ、先日の「関西 設計製造ソリューション展(DMS関西)」での立ち話をネタに、以前から感じてたことを書いてみました。 では、また。

<おまけ>
DMS関西と同時期に、CEATEC JAPANが東京で開催されてました。
SOLIDWORKSジャパンさん、そちらにも出展されてたみたいです。社内に人が居なくなってたのでは? (他人事ながら、問合せ対応、大変だったかもな、と想像してます。)
また、その、CEATECでは、「ロボホン」が発表されてました。
コンセプトムービーを見て、欲しくなりました。
 (うちの奥さんに見せたら、色々と突っ込みを入れてました。 (^_^;) )

2015年7月25日土曜日

Workgroup PDM

こんばんは、SOLIDWORKSエンジニアです。
前の投稿、2月ですね。今はもう7月。あちゃー、また期間があいてしまいました。
まぁ、てんやわんやな状態でしたからね〜。

さて、今年のSWWでも話が出た Workgroup PDM の今後の計画について、先月Web上で情報公開されました。
Jun 24, 2015
http://www.solidworks.com/sw/support/CustomerBulletins.html?fromrss=1

以前から、OS対応しかしてない WGPDM ですから、いつか終わる、と思ってました。
なので、WGPDMを使っているユーザーさんに、移行先の最有力候補であるEPDMへ、良い形で移行して頂きたい、と考えていました。

これまでは、WGPDMのキャパを短期間で超える可能性のある、多人数利用や、大きなアセンブリを扱うお客様が、EPDMへの早期移行をオススメしたり支援したりする対象でした。

しかし、今回の発表により、少人数利用や、小さなアセンブリを扱うお客様も、EPDM(正しくはPDM Standard。機能限定版EPDMです。)へ移行して頂く必要が出てきます。

多人数利用など大きな組織であれば、設計者と別にCAD管理者が居る場合も多いため、EPDM環境を一緒に作り込んで、導入効果を高めることが可能な場合が多いです。

しかし、少人数利用の小さい組織では、バリバリのメカ設計者が、設計業務の合間に CAD+WGPDMの管理をしている場合が多く、EPDMを入れるとしても、あまり凝った環境を作ったり、メンテしたりする時間が取れないことが予想されます。

なので、こうしたユーザーさんに対しては、WGPDMと同等以上で高すぎないレベルの管理を、短期間で少ない手間で実現できる「運用環境とルールの雛形」がいるだろうなぁ、と思っています。
ケツが決まったので、計画を立てて取り組みを始めようと思ってます。しかし、あれこれの業務でいつ取りかかれるかわからない状況です。
とはいえ、頑張ります!



2015年2月28日土曜日

いやぁ、バラエティに富んだ月でした。

こんばんは、SOLIDWORKSエンジニアです。
いつも投稿するのは夜なので「こんばんは」になってしまいます。(^_^;)

2月は近年まれにみるバラエティ豊かに様々な製品のご紹介をした月でした。
SOLIDWORKSで言うと、SOLIDWORKS Electrical、Routing、MBD。
そしてその周辺で、NextEngine、SmartDesingWorks。
でもって、Hardwareでは、CAD on VDI ってな仮想デスクトップや、おなじみ3Dプリンタ。

また、紹介だけでなく、新しいことを吸収するという意味でも、色々ありました。
2月初めには、米国でSWWが開催されたので、MONOistなどを見て「おぉ~出た出た」とか
言いながらこっそり盛り上がってました。

その中でも、SOLIDWORKSといっても一味違う、SOLIDWORKS Mechanical Conceptual(SWWで「~ CONCEPTUAL DESIGN」に名前が変わる!と発表されてました。)と、INDUSTRIAL DESIGNには大注目です。

SWWで米国でのリリース予定が出たのみで、日本国内でいつごろ出るのか?などの発表はまだですが、待ち遠しいです。

でもって、この時期、SOLIDWORKS社の技術認定資格の更新試験の季節です。
何気に沢山の資格を持っているのですが、こういう時は損です。
受験して何とか合格しても、「はい次はこの資格の更新試験ですよ~」って感じで、
案内メールがやってきます。
ただ、最近はWebで受験できるものが多くなり、手軽になってきて、ありがたい限りです。

そんな感じで色々とやったのですが、肝心のSOLIDWORKSはというと、SW2015sp2が
出たのに、まだ入れてません。

そうそう、もう一つありました。eDrawings 2015 x32 SE(Special Edition)こんな名前だったかな?
色々と普通のeDrawingsとは違うようなので、ご注意ください。
ということで、また次回。

2015年1月28日水曜日

データ変換

こんばんは、SOLIDWORKSエンジニアです。
最近、なぜか立て続けにデータ変換にまつわる相談対応がありました。

いずれも、データ変換の経験が少ないが故に、誤った方向に話が進みかけてました。

一つは、FeatureWorksに対する勘違いでした。
ご存知の方にとっては、当たり前なことなのですが、三次元CADのデータは、生データであれば、Featureという様々な条件のデータを持っていますが、中間ファイル形式にエクスポートすると、Featureが無くなってしまい、同じCADで読み込んでも再現できません。

これをご存知ないためか、「FeatureWorksを使えば、元のFeatureを再現できる」と思い込まれて、複雑な樹脂部品の形状でも、とにかくFeatureWorksを使おうとされていました。
(そのため変換処理に長時間かかる。)

誤った認識(淡い期待?)をしないためにも、きちんとツールの機能を把握して頂くべく、説明をします。

”FeatureWorksは、「ここはフィレットっぽいなぁ。ココとココの穴は同じ大きさだから
穴ウィザードのパターンかな。…。」ってな感じで、あるルールに従ってFeatureをSOLIDWORKSが推測して形状を作る機能です。
(元のFeatureを再現するのではありません。)

ちなみに、Pro/E(Creo, WildFire含む)とMechanical Desktopの生データをインポートする時は
Feature分析機能を使うことがきます。こちらの機能は、生データが持つFeature情報を読み取って、Featureを再現できます。

但し、アセンブリFeatureとか、関係式とか、サーフェスFeatureとか、再現できないFeatureも色々とあります。
アセンブリ拘束を合致にして再現するのは、結構うれしかったりします。

7〜8年前に、これら色々と調査をしたのですが、CAD間のFeature渡しは研究段階で、実用化されていませんでした。(部品の変換)
エリジオン社がある時期にアメリカで製品を出していたように思いますが、どうなったのかな?
各CADとも、Featureを使わない編集機能が強化されて、ニーズが少なくなったのかもしれません。(また、気が向いたら調べてみます。)

では、こんなところで、今日は終わりにします。では、また。
(昨年の投稿件数に早くも並んだ! 昨年が少なすぎですね。反省。)




2015年1月24日土曜日

小ネタ

またまた小ネタです。
SOLIDWORKS2015で、TreeHouseという機能が追加されました。
このTreeHouse、"新機能"と紹介されていると思いますが、実は以前から存在してたんですよ。
↓
「SolidWorks Labs」というサイトに2009年には公開されていました。
なので、私と、私の隣のSEは、PDMのテストデータ作成に便利なので、以前からインストールして使っています。(頻繁に使うものでは無いですが。)

知っている人は知っている、…ネタでした。