突然ですが、私はToolboxの部品ライブラリが好きになれません。
私は2001版ころからSolidWorksを触っていますが、当時から好きでないです。
パット見、便利そうに見えますが、これを使いこなし、継続して維持管理しようとすると、普通にSolidWorksを使って身に付く知識と別の知識が必要になります。
忙しい設計者がCADの管理を兼務している場合が多い状況で、そんな負荷の大きくなるようなことは、お奨めする気になれません。
また、Toolboxで絵が楽にできたとしても、手配に必要な型式やメーカー名や部品コードは、部品表に出てきません。
Toolbox部品を使うとしたら、導入直後などに、プレゼンなど見栄えの良いアセンブリを作る必要に迫られた時くらいかな?、と思っています。
設計テーブルの機能が向上したお陰もあり、どうせプロパティなど部品表用の情報を入力するんだったら、自分で作った方がまし、とおもってます。
自分で作るとパフォーマンスを考慮した簡略形状にしやすい、というメリットもあります。
こんな感じで、自社の部品表などで使う部品ライブラリは、自作すべし!と思っている私ですが、最近、部品ライブラリの整備にジレンマを感じています。
立ち上げ支援に行く先々で、似たような部品ライブラリを各社で作ることになってしまうのです。
その度に「共用できればいいのに…」と思ってしまいます。
でも苦労して自社向けライブラリを作ったお客さんに対して、「それ、他社で使えるように公開しませんか?」なんてことは、よう言いません。
また、次のような状況もあります。
装置・設備機械を設計しているお客さんでは、非常に多くの購入品を使用し、製品の進化と共に、どんどん新しいものを選定することになります。
こんなお客さんが、必要な購入品データを毎回自作するとなると、機械の設計よりも、部品ライブラリ作りに多くの時間を費やすことになってしまいそうです。
とまぁ、最近こんな課題を感じながら、自作のライブラリサンプルを支援先に提供したり、PARTsolutionsなどのデータ集を調査したりしてます。
Toolboxについては、スマートファスナーなど便利な機能も多いので、長期に面倒見れるCAD管理者がいる会社にはおすすめです、
ということで、余裕があればご参考下さい。。
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