2010年4月22日木曜日

設計者とリスト

いま仕事で、リスト出力がらみの開発をやってます。私は"あの人"みたいに自分でプログラミングはやらないので、開発担当の人と組んで、進めてます。
プログラミングは、学校行ってたときにゴリゴリやったお陰か、開発の人と会話するのには困らないレベルです。
(私が結構わがまま言って、相手が困ってるかも?)

ソフトはもちろんSolidWorksで、いくつかの条件で「並び」と「グループ」が変化します。
通常、アセンブリ組んで部品表を作成したら、並びはアセンブリの組み方に依存します。それを、ある条件に応じて、変化させよう!ということです。
出力は、Excelでして、どうアセンブリを組んで必要な情報を効率よく取り出すか?、条件により変化する情報をどのようにモデルに含めるか?、がポイントとなってます。

ここで扱う条件なんですが、組立手順や梱包単位などもあります。製品や会社にもよりますが、設計者がそこまで考えてリスト作ってるんです。

こんな風に出力は条件により変化しますが、設計検討を行う「まとまり」は、変化しないんです。
ようは同じ製品であれば、梱包単位がどうあれ、検討する単位は変わらない。
アセンブリ構成は設計検討する単位で構成するべきなので、固定化できるんですね。
(やっぱりそうか、という感じで今回も再認識しました。)

但し、このアセンブリ構成で納得するには、条件により出力を変化させる仕組みを明確にする必要がありました。
今回は、条件毎にプロパティ変数を決め、その時の出力を値に入れることになりそうです。
ひとつのプロパティ変数で同じことをやる方法も見つけましたが、メンテや開発を考慮して不採用としました。

こんな風に、設計者が作ってる「リスト」と「アセンブリ構成」とは変えた方が良い例は結構あると思います。
設計者が現場のニーズを考慮することに慣れすぎてるのかもしれません。

では今日はここまでにします。ではまた。

SWKK特別講演の検討!?

珍しく連続して投稿します。(先の投稿のように多忙で書けなかった分、ネタはあります!)

先日、珍しく中堅の3次元CADエンジニア同士で飲みに行きました。
まぁ、御想像通り、「3次元CADのどうのこうの…」という話がいろいろ出たのですが、ある人物の話で別次元のネタで大盛り上がりでした。

いやぁ、こんな身近に「日本のTop5」の一人が居たとは思いませんでした!

どんなネタかというと…
 ・相談された超特殊な○utoCAD-○olidWorks連携環境を作ったのは私です
 ・1機も死なずに12時間くらいつづけられる (XEVIOUS)
 ・↑レバーは握っちゃダメ。さわさわ、程度でいいんですよ。
 ・あるゲームでどこまでスコアが出るか調べたくて、5人でゲーム機を長期間占有して挑戦した。
  ⇒4日後、結果が出た!
 ・次のゲームでもう一つ上の桁が出るか気になって…。
 ・VirtuaFighterで奥さんと対戦!⇒最初は連戦連勝するも、2週間後には勝てなくなった…。
 ・そんな奥さんは、「(○○由貴+○○由樹+○○千賀子)/3」似だそうです。

この場には6人居たのですが、話に付いていけたのは2.5人。
結構、話に付いていってた私は、友人に言われたとおり「マニア(専門家)」だと自覚しました。

SWKKとKEAC

4/15の第3回SWKK(SolidWorks活用研究会)中部、4/20の第1回SWKK九州、ともに40名以上の皆さんに参加頂きました。
今後も皆さんに支持されるよう、内容を充実していきたいと考えています。

ソフトのヘルプやTutorialの充実や、関連書籍の発刊などで、とっつきやすくはなって来てますが、きちんと本質を理解してないと行き詰るし、全体を把握してないと活用の方向性を見誤るし、不幸な状態になってしまう可能性があります。
そうした状態にならないよう、初心者の方には「難しい・わからない・ふ~ん」と感じるレベルの内容を中心に実施していくつもりです。
さらにその上のレベルの方向けには、座談会などで情報交換できる場を提供していくつもりです。
(過去、座談会、懇親会、を大阪で実施)

こんな感じで、「遠方から出張してでも参加する価値のある会」であり続けたいと思ってます。

ところで皆さんは、私のことを「SolidWorksをバリバリ使ってる人」という風に思われるかもしれませんが、普段は余り起動する時間が取れてません。
起動してるソフトは、テキストエディタ>メーラー>PowerPoint>Excel>Wordが多いです。
この次にSolidWorksかな?
 (ダメですね。認定技術者の更新試験をまだ受けてないこともあり、勉強しなおします…。)

こんな風にSolidWorksが主になってない理由ですが、頭の中で大体予測できるので、問合せ受けても起動しなくて良い場合が多いのです。

もう一つは、セミナー発表をやることが多いためかもしれません。
実は、中部と九州のSWKKの間の4/16にも、私は関西設計管理研究会(KEAC)という会の中で、ちょっとした発表(45分)を行いました。
 自分がこうした外部の会に継続して参加できる状況を維持するためには、会社の利益に繋がりそうな活動をしとく必要があるので、今後2年分の貯金のつもりで結構頑張りました。
 内容を充実させつつインパクトも持たせて、と欲張った結果、スライド枚数が70枚近くになってしまいました。(^_^;)
 内容は、「3Dデータ活用」と「データ管理」をテーマとしたものだったので、SolidWorksでデータを作成した後の話が多くなり、これまで収集してきた色んな動画が大活躍しました。

この日、最後にパネルディスカッションがあったのですが、人生初のパネラーを経験しました。
期待と不安が入り混じり、どうなることか全く予想がつかなかったですが、なかなか良い経験でした。
やってみてわかったのですが、パネラーはまだ気楽です。
 ※他者の発言を集中して聞いて、色々考えをめぐらす必要はありますが…。
大変なのはコーディネータ(進行役?、ファシリテーター?、モデレータ?)のほうですね。
社内のメンバーと会議やるのとは訳が違いますね。

こんな感じでSolidWorks以外のネタも発信してたりします。面白いのは、発信することで、新たな情報を得られることです。
ということで、皆さんも機会があれば、是非、発信してみてください!

2010年4月11日日曜日

SWKK

「SolidWorks活用研究会」(略称:SWKK)の中部(名古屋)開催がもうすぐです!
 →2010/4/15 第三回
さらに九州(博多)でも2010/4/20に初開催します!

開催当初から、地域による情報格差をどうにかできないかな…、という思いがあります。

私の場合、会社関係では、西日本のあちこちのお客さんと、SolidWorks関係で多くの方と接点があります。
(立ち上げ支援、質疑応答、セミナー、デモ対応、研修など)
また、プライベートで参画した「3次元CAD活用研究会」では東日本を含めた多くの方と接点を持ちました。

私は、多くの方と接点を持ち、一緒に課題に取り組んだことにより、多くの知識と経験が得られたと思っています。

なので、昔にお世話になった人ほど、色々と報告と相談をしたいと思っています。
SolidWorks活用研究会が、そうした場になればいいな、と思ってます。

ということで、取り組みの結果、ほぼ定番として確立できたネタを「報告」として発表し、
未確立だけど、ある面では有効そうなネタを「相談」や「座談会」として取り上げていきます。

地域差対策ですが、定期的に主要都市で開催するのが良いのでは?と思っています。
(例:インターモールドみたいに東京と大阪で交互に開催)

しかし、現実はそう簡単では無く、賛同者と体制状況によって、開催地が全国に広がってない状況です。

なので、内容を濃くして、出張してでも参加する価値のあるものにしようとも考えてます。
各地でSWJUGの方とうまく協力できたら、より中味も濃くなるのでは?と予想してます。

他には、参加できなかった人に資料を配布できるようルールを作りました。

さて、こんな感じでやってますが、ご招待されれば、どこでもやるつもりですので、ご希望があればご相談ください。(^_^;)
(もちろん、会を通して。)

2010年4月5日月曜日

操作講習と設計講習

3次元CADで設計業務を始めようとしたとき、どんな講習が必要だと思いますか?

私は、操作講習だけでなく、3次元CAD設計講習が必要だと思ってます。

特に2次元CADで、参考図を持ってきて修正するだけ、といったことしかしてない人ほど間違った使い方をしがちです。

ドラフターでも二次元でも三次元でも、形を描く前に、基準線を描くべきです。
それから重要部分に肉を盛っていき、物理的に成り立つように詳細をつめていく…。

こうした本来の設計の進め方を知らずに、「とりあえずCADで何か描く」ということをやっていると、データをこねくり回す時間が増えがちで、「三次元は時間がかかる」ということになることも多いです。

三次元CADの導入がシステム管理者主導だと危険です。
サポートする代理店側にそうした人材が少ないのも、このあたりがきちんと伝えられてない要因だと思います。

4〜5年前からこのへんは「3次元設計基礎」として、色々取り組んでます!