2022年10月9日日曜日

「断面表示」したまま、コンフィグレーション切り替え

 こんにちは、SOLIDWORKSエンジニアです。

「おっ、できるんだ!(これは便利)」という小ネタを仕入れたのでご紹介します。

部品・アセンブリで複数のコンフィギュレーションがある場合、「断面表示」で、各コンフィギュレーションの状態を確認したい場合があると思います。

 ・例:可動部のあるアセンブリで、動作前後の状態をコンフィギュレーションで表現した場合
 ・例:円筒部品で複数の形状案をコンフィギュレーションで表現した場合
 ・例:動作前後の各部品の位置関係を確認したい など

そんなとき、普通に「断面表示」にして、コンフィギュレーションを切り替えると、通常表示に戻ってしまうため、再度「断面表示」にする手間が発生します。😕

 こんな時、「断面表示」プロパティで「グラフィック断面表示」をONにすると、「断面表示」のまま、コンフィギュレーション切り替えが可能となります!😊

(断面キャップなし時)


グラフィック断面表示の機能が搭載された際に、新機能紹介で、聞いたような気もするのですが、すっかり忘れてました。

なお、複数のコンフィギュレーションを「断面表示」で確認する方法ですが、他には以下の方法も考えられます。

 ・新規アセンブリに、断面表示したいモデルを挿入し、直線パターンで並べて配置する。
  配置したモデルの各インスタンスで、表示コンフィギュレーションを変更する。
  この状態で「断面表示」する。

 ・図面で、断面表示したいモデルのあるコンフィギュレーションのビューを作る。
  このビューで「部分断面」を使って断面表示を行う。
  このビューをコピーして複数配置し、ビューのコンフィギュレーションを変更する。

恐らく、図面の方が処理が重そうな気がしますが、モデル上で良いのか、図面が必要なのかによって、使い分けてみてください。

ではまた。