2015年1月28日水曜日

データ変換

こんばんは、SOLIDWORKSエンジニアです。
最近、なぜか立て続けにデータ変換にまつわる相談対応がありました。

いずれも、データ変換の経験が少ないが故に、誤った方向に話が進みかけてました。

一つは、FeatureWorksに対する勘違いでした。
ご存知の方にとっては、当たり前なことなのですが、三次元CADのデータは、生データであれば、Featureという様々な条件のデータを持っていますが、中間ファイル形式にエクスポートすると、Featureが無くなってしまい、同じCADで読み込んでも再現できません。

これをご存知ないためか、「FeatureWorksを使えば、元のFeatureを再現できる」と思い込まれて、複雑な樹脂部品の形状でも、とにかくFeatureWorksを使おうとされていました。
(そのため変換処理に長時間かかる。)

誤った認識(淡い期待?)をしないためにも、きちんとツールの機能を把握して頂くべく、説明をします。

”FeatureWorksは、「ここはフィレットっぽいなぁ。ココとココの穴は同じ大きさだから
穴ウィザードのパターンかな。…。」ってな感じで、あるルールに従ってFeatureをSOLIDWORKSが推測して形状を作る機能です。
(元のFeatureを再現するのではありません。)

ちなみに、Pro/E(Creo, WildFire含む)とMechanical Desktopの生データをインポートする時は
Feature分析機能を使うことがきます。こちらの機能は、生データが持つFeature情報を読み取って、Featureを再現できます。

但し、アセンブリFeatureとか、関係式とか、サーフェスFeatureとか、再現できないFeatureも色々とあります。
アセンブリ拘束を合致にして再現するのは、結構うれしかったりします。

7〜8年前に、これら色々と調査をしたのですが、CAD間のFeature渡しは研究段階で、実用化されていませんでした。(部品の変換)
エリジオン社がある時期にアメリカで製品を出していたように思いますが、どうなったのかな?
各CADとも、Featureを使わない編集機能が強化されて、ニーズが少なくなったのかもしれません。(また、気が向いたら調べてみます。)

では、こんなところで、今日は終わりにします。では、また。
(昨年の投稿件数に早くも並んだ! 昨年が少なすぎですね。反省。)




2015年1月24日土曜日

小ネタ

またまた小ネタです。
SOLIDWORKS2015で、TreeHouseという機能が追加されました。
このTreeHouse、"新機能"と紹介されていると思いますが、実は以前から存在してたんですよ。
「SolidWorks Labs」というサイトに2009年には公開されていました。
なので、私と、私の隣のSEは、PDMのテストデータ作成に便利なので、以前からインストールして使っています。(頻繁に使うものでは無いですが。)

知っている人は知っている、…ネタでした。

SWKK


こんばんは。SOLIDWORKSエンジニアです。
久しぶりの投稿で恐縮です。

昨日、17回目のSOLIDWORKS活用研究会を開催しました。
私は、今回は新ネタでは無いですが、リニューアルした「機構レイアウト手法」を実機体験付きで担当しました。昨年、リニューアルに取組むつもりが、余裕がなくてできなかったので、ようやくやることができて、一つ前へ進んだな、という感じです。

この日は、午前中に「SW2015の新機能セッション(実機体験)」、午後に「機構レイアウト手法(実機体験)」と「パスタブリッジを使った解析セッション(実機+実験)」と、興味深いネタ揃いでした。

個人的には、最後の「パスタブリッジ」が、やりたい・見てみたい、内容だったので、念願かなった!という感じで、今日を楽しみにしてました。
今回はチームには入りませんでしたが、CADサポート役として、各チームの作業のお手伝いをさせて頂きました。
いやぁ、楽しい時間でした。^_^
個人的には以下の二つが「かっこいい」と感じました。

いつになるかわかりませんが、うちのメンバー主体でやれないかな?という検討をやっているみたいです。
また、どこかで開催することになれば、皆さん、是非ご参加ください!